状況別の対処 / 悩み整理

パワハラ上司が怖い・出社できないとき:休む連絡の文例と相談する順番

この記事のもくじ
  1. パワハラ上司が怖い・出社できないときは、まず休む
  2. 怖い上司を通さずに休む連絡をする方法
  3. 休みが長くなりそうなときに知っておく制度
  4. 休んだ後に相談する順番

パワハラ上司が怖くて出社できないときは、まず今日休んで体を守ることが先です。会社への休む連絡は、怖い上司を通さずに人事や上司の上司へメールで送る方法もあります。怖さで体に反応が出ているなら受診し、落ち着いてから社内外に相談する、という順番で考えてください。死にたい気持ちがある、気持ちが追い詰められて限界だと感じるときは、この記事より先に仕事がつらい・限界のときの相談先にある電話やLINEの窓口を使ってください。

パワハラ上司が怖い・出社できないときは、まず休む

上司が怖くて会社に行けない状態は、気持ちの弱さではなく、心と体が危険を知らせているサインと考えられます。この状態で無理に出社を続けると、回復に時間がかかることがあります。

今日の行動は、次の3つだけで十分です。

  1. 会社に休む連絡を入れる(方法は次の見出し)
  2. 体の状態を書き出す(いつから、どんな反応が、どのくらい続いているか)
  3. 受診するかどうかを決める(目安は下の表)
体の反応と、とる行動の目安
体の反応 とる行動の目安
出勤前に動悸・吐き気・腹痛がある日が続く 休んで、内科か心療内科・精神科を受診する
夜眠れない、何度も目が覚める状態が2週間近く続く 受診して、眠れないことを医師に伝える
上司の声や名前を思い出すだけで涙や震えが出る 休んで受診し、職場から離れる時間をつくる
会社の最寄り駅で足が止まる、電車を降りられない その日は無理に向かわず休む連絡をし、受診を考える
消えたい、死にたいと考える すぐに相談窓口に電話する。受診も急ぐ

上司を思い出すと動悸がする場合の受診の目安はパワハラ上司を思い出すと動悸がするときに、心療内科で初診のときに伝えることはパワハラで心療内科を受診するときにまとめています。症状の名前を自分で決める必要はありません。何がつらいかを医師に話すことから始めてください。

怖い上司を通さずに休む連絡をする方法

休む連絡の相手は、多くの会社で直属の上司と決まっています。ただ、その上司が怖くて電話ができないなら、次のような方法があります。

  • 就業規則や社内の手引きで、欠勤の連絡先が直属の上司に限られているかを確かめる
  • 上司の上司や人事部に、メールで連絡する(直属の上司をCCに入れるかは状況で決める)
  • 電話しかできない職場なら、始業前の、上司以外が出やすい時間にかける
  • どうしても自分で連絡できない日は、家族に代わりに連絡してもらう

連絡の内容は「体調不良で休むこと」と「連絡の取り方の希望」だけで足ります。上司が怖いことや、パワハラの話をこの連絡で伝える必要はありません。

メールの例(人事または上司の上司宛て):「お疲れさまです。○○部の△△です。体調不良のため、本日はお休みをいただきます。急ぎの業務は□□さんに引き継ぎ済みです。体調が優れず電話でのやり取りが難しいため、ご連絡はメールでいただけますと助かります。」

数日続くときの例:「体調不良が続いており、本日から○日まで休ませてください。明日、医療機関を受診する予定です。結果が分かり次第、改めてご連絡します。」

電話・メール・LINE別の文例は体調不良で仕事を休む連絡の例文に、もっと詳しくあります。有給休暇が残っていれば、休んだ日に有給を使えるか会社に確かめておくと、収入の心配が減ります。

休んでいる間にかかってきた上司からの電話やメッセージは、日時と内容を記録しておきます。出なかった電話も、着信履歴の画面を保存しておけば、後で相談するときに「休んでいる間も連絡が続いた」と示せます。

休みが長くなりそうなときに知っておく制度

医師から休む必要があると言われ、休みが長くなりそうなときは、会社の休職制度と、健康保険の傷病手当金を確かめます。

制度 どういうものか 確かめること
年次有給休暇 給与を受けながら休める 残りの日数、申請の方法
会社の休職制度 就業規則で定める、一定期間仕事を休める仕組み 休職できる期間、診断書の要否、休職中の給与
傷病手当金(健康保険) 業務外の病気で仕事に就けず給与が出ないときの給付 加入している健康保険で受け取れるかどうか
労災保険 仕事が原因の病気やけがへの給付 パワハラが原因と考えられる場合に、どちらで手続きするか

傷病手当金は、協会けんぽの説明では、業務外の病気・けがの療養で仕事に就けず、連続する3日間を含めて4日以上休んだ場合に、4日目から支給の対象になります。一方で、仕事が原因の病気は労災保険の対象になり、傷病手当金の対象から外れます。パワハラで体調を崩した場合はどちらになるかが問題になるので、パワハラの休職は傷病手当金と労災のどちら?で違いを確かめてください。休職を考え始めた人はパワハラで休職したいと思ったらで、相談する順番を整理できます。

休んだ後に相談する順番

少し落ち着いたら、誰に何を相談するかを考えます。順番の目安は次のとおりです。

  1. 医師:体の状態と、休む必要がある期間について相談する
  2. 社内(人事、ハラスメント相談窓口、産業医):休んでいる理由を伝える範囲と、職場に戻るときの配置について相談する
  3. 社外の公的窓口:会社に相談しにくい、会社が動かないときに使う

休んでいる間に相談しても、相談したことを理由に不利益な扱いをすることは労働施策総合推進法 第31条で禁じられています。社外の窓口と番号はパワハラの相談窓口一覧にまとめています。厚生労働省の「こころの耳」は働く人の心の悩みを聞く窓口で、パワハラに当たるかの判断はしませんが、怖さや不安を話す場として使えます。

上司のもとへ戻ることを考えるだけで怖いなら、異動や退職も選べます。退職を伝えるために上司と会うこと自体が怖い場合は、パワハラ上司に退職を言うのが怖いときで会わずに伝える方法を比べられます。全体の進め方はパワハラ上司への対処法で確かめてください。怒鳴られることが怖さの中心なら、次の記事上司が怒鳴るときの対処:その場の受け流し方と後でする記録へ進めます。

よくある質問

Q. 上司が怖いという理由で休んでもいいのでしょうか?

怖さで眠れない、動悸がする、出勤の支度ができないといった状態は、体調不良として休む理由になります。会社への連絡は「体調不良のため」で足り、上司が怖いことまで伝える必要はありません。続く場合は受診して、医師に休む必要があるかを判断してもらいましょう。

Q. 休んでいる間に上司から電話がかかってくるのが怖いです。出なければいけませんか?

体調が悪いときに無理に出る必要はありません。人事や上司の上司に「連絡はメールでお願いしたい」と伝えておくと、上司からの電話を減らせることがあります。着信の日時は記録しておき、後の相談の材料にしてください。

出典・参考にした公的な情報

出典の確認日:2026-10-24。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

パワハラ上司を思い出すと動悸がするとき:体の反応と受診の目安

体調不良で仕事を休む連絡の例文:電話・メール・LINE別に紹介

パワハラ上司に退職を言うのが怖いとき:会わずに伝える選択肢

仕事がつらい・限界のときの相談先:電話・LINEの窓口と受付時間